しかし、科目合格制度があり科目免除者の合格もこの合格率に含まれるため、
一発合格の合格率はさらにガクッと低くなるでしょう。
科目合格率は30%(試験を受けてどれかの科目に合格する割合)です。
科目合格を狙うならそれほど難しい試験ではありませんが、一発合格を
ねらうとなると難しいです。
それは、難解さというより単純に試験範囲が広すぎて覚えきれないからです。
しかし僕はそこをあえて一発合格をねらうことをお薦めしています。
なぜなら科目合格狙い、たとえば一年目に理論と法規、二年目に電力と機械、
といった狙い方をするとスパイラーになりがちだからです。
スパイラーというのは、仮に一年目に理論と法規を科目合格したとしても
二年以内に電力と機械に合格しなければ理論と法規の免除期間が終了してしまいます。
そしてまた理論と法規を勉強しなおさなければならなくなります。
と言った感じで、科目合格はできてもあと一歩のところで免除期間が終了してしまい、結局何年受験しても合格できない人の事をスパイラーと言います。
電験3種では結構多いです、スパイラー。
ですので、僕はあくまで一発合格を推奨する人のひとりです。
一発合格を狙ってまんべんなく勉強したほうが、最終的には早く合格できるのです。